上院情報特別委員会は今月3日、CIAがジョージ・W・ブッシュ大統領の政権下で行っていた虐待的な尋問(拷問)に関する機密報告書を公開することを可決。後にその報告書の内容は一部リークされ、全米で大きな波紋を呼んでいます。
レポートの中で、具体的な拷問方法も公表されました。
・溺死の感覚を作り出す水攻め
・肉体を強制的に疲労させて、ストレスで相手を追い込む
・最大11日間、睡眠を取らせない
・狭いボックスの中に閉じ込める
・天井から吊るし上げる
などの、拷問方法が公表されました。
昨年10月には、アルカイーダの幹部に対して水攻めの拷問を行ったとして、内部告発を行った元CIA職員が懲役2年半を言い渡されています。
またブッシュ政権時代、テロ容疑者をリビア・カザフィ政権引き渡し、拷問を委託していた事実も公表されています。
拷問はジュネーブ条約により禁止されていますが、米国政府は肉体に損傷を与えていないため、拷問ではなく「強化された尋問」だと主張しています。
しかし、自国政府がこのような行為を行っていた事実に、動揺を隠せない米国市民は多くいます。
海外の反応です
■この国はジェラルド・フォードが、リチャード・ニクソンの違法行為を恩赦して以来エリート階級は責任を取らなくなった。
金融業界の不正が常にスルーされているのがいい例。
アメリカに正義はない
※リーマンショック時、銀行が税金で救済されているのにもかかわらず、銀行が行った不正に関しては犯罪捜査さえされませんでした。
こうしたエリート階級と司法の関係は、ウォーターゲート事件で当時大統領のニクソンが辞任したとき、後任のフォード大統領が違法行為を恩赦したことから始まったと言われています。
■アメリカ合衆国は誰に対しても、拷問したことはない
■拷問は国際法で禁止されている
このプログラムに関わるすべての人が、ハーグで裁判によって裁かれるべきだ
米国は、第二次世界大戦中に日本に対して行っていた過ちを繰り返している
※オランダ・ハーグ 国際司法裁判所がある
■俺たちのメディアは役に立たない
■我々は過去に、日本兵に対して水責めの拷問を行っていた
ブッシュは「強化された尋問」と言っていたが、なぜ40年代にやっていたことを未だにやっている?
■共和党支持者、保守的な市民、10代の若者は、敵と戦うための合理的なものとして拷問を受け入れるだろう
■ブッシュ政権から誰も起訴されていない
これは恥ずかしいこと
記事出典元
http://www.huffingtonpost.com/2014/04/14/media-torture-senate-report-cia_n_5138450.html?utm_hp_ref=media
コメント
> ブッシュは「強化された尋問」と言っていたが、なぜ40年代にやっていたことを未だにやっている?
それに関してもアメリカは裁かれて罪を償うべきだけど
アメリカが第二次大戦時、非武装の一般市民に対して無差別爆撃を加え、何の罪もない日本人を一晩で10万人以上も大虐殺した『東京大空襲』
同じく、非武装の一般市民に対して原爆を投下し、一瞬にして広島・長崎の人々を30万人も大虐殺した原爆投下。
これら「アメリカによる『人道に対する罪』」にアメリカ人は謝罪し、罪を償う必要がある。
ところで、やっぱ自白剤って効果ないのかね
知名度の割に実態がよくわからん
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